【保存版】スーパーで買える大豆ミート5選と選び方を食品開発者が徹底解説
「スーパーでみかける大豆ミートってどうやって選べばいいんだろう?」
「スーパーのどこに売ってるの?」
「大豆ミートってなんでこんなに注目?」
こんな疑問を持っていませんか?
本記事ではスーパーで売ってる大豆ミートについてまるっと解説します。
大豆ミート製品の問い合わせは、食品メーカーにも多く、注目度が高いんです。
最近は大手スーパーのイオン、ヨーカドーでも売っていますし、何ならコンビニ、無印でも売っています。
買える場所から製品レビューも幅広くしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
大豆ミートとは?買えるスーパーと大豆ミートが選ばれる理由を解説
大豆ミートとは大豆を使ったフェイクミートのことで、本物の牛、豚、鶏肉を使わずに肉のような食感、味、香りを目指した食品のこと。
最近は、代替肉、植物肉なんて呼ばれています。
大豆ミートを買える場所と選ばれる理由についてサクッと紹介します。
大豆ミートが買える場所
大豆ミートが買えるようになったと、正式にニュースになったスーパーは以下のとおり。
- イオン系列
- イトーヨーカドー
- ライフ
これ以外のスーパーでも大豆ミートを使った加工食品は購入可能ですが、精肉タイプで自分でアレンジ可能なものはまだ発売されていません。
一方、マルコメの「大豆のお肉」シリーズなど乾物はかなり幅広く採用されているので、OKストアやいなげや、サミットなどでも販売されています。
なお、コンビニではナチュラルローソンがヴィーガン向け商品を拡大中です。
大塚食品の「ゼロミート」もナチュラルローソンに売っていますよ!
その他では、
- 無印良品
- カルディ
- コストコ
- マツキヨ
などなど、メーカーの加工食品であればかなり幅広く販売されています!
陳列場所は、スーパーだと乾物エリア、精肉エリアなどに多いのですが、大豆ミートは最近になって注目されたせいかあまり定まっていませんね。
大豆ミートが選ばれる理由
大豆ミートが選ばれる理由は、以下のとおり。
- 高タンパク
- 低脂肪
- ノンコレステロール
- 食物繊維が豊富
- 長期保存OK
などなど。
100gあたり | 大豆ミート | 牛肉もも赤肉 | 豚肉もも赤肉 |
---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 91 | 193 | 128 |
たんぱく質(g) | 13.9 | 21.3 | 22.1 |
脂質(g) | 0.6 | 10.7 | 3.8 |
糖質(g) | 4.2 | 0.6 | 0.2 |
食物繊維(g) | 3.5 | 0 | 0 |
ナトリウム(mg) | 186 | 48 | 50 |
コレステロール(mg) | 0 | 70 | 66 |
元々は栄養機能が優れており、従来から日本では大豆を肉っぽい感じで食べる文化がありました。
例えば、豆腐ハンバーグなんてその代表例です。
しかし、近年は海外のヴィーガン人気や家畜の出すメタンガスなどが気候変動に影響していることから注目が高まっています。
さらに、家畜の中でも牛は育てるのにかなり資源がかかります。
引用元:農林水産省『知ってる?⽇本の⾷料事情 〜⽇本の⾷料⾃給率・⾷料⾃給⼒と⾷料安全保障〜』
そんな訳でじわじわと大豆ミートに注目が集まっているんですね。
なお、大豆ミートは大豆の絞り粕(油を絞った後)を使って加工されることが多いのですが、日本の食品ベンチャー「DAIZ社」が発芽大豆を使った大豆ミートを開発しました。
普通の大豆ミートよりも桁違いで美味しいので、気になる方は以下記事をどうぞ。
SOYCLEにはDAIZ社の大豆ミートが使用されています!
大豆ミートの3つの選び方
大豆ミートの背景も少し確認できたので、
選び方について3つ紹介します。
- 原材料
- 形状と大きさ
- 保存方法
以上3つが選ぶ上での注意ポイントです。
順番にサクサク解説していきますね。
選び方1.原材料は何が入っている?添加物や塩分をチェックしよう
原材料は、加工度によってかなり変わります。
シンプルな大豆ミート製品であれば添加物も少なく、増粘安定剤やpH調整剤などがほとんどです。
- 増粘安定剤とは?
-
食品に粘りやとろみをつけて安定化させる添加物。微生物発酵によって作られるキサンタンやデンプン類などがよく使われます。
- pH調整剤とは?
-
食品の腐敗防止、変色防止に使用される有機酸のこと。リン酸、クエン酸、酒石酸などがよく使われます。
pHは中性域になると、微生物が増えやすく腐敗にしてしまうので、味があまり変わらないようにpH調整できる添加物が活躍します。
添加物は厚生省の認可がないと使用できず、安全性は様々な試験で検証されています。
とはいえ、心理的に受け付けない方もいますよね、、、
ここでは論点がずれるのであまり深追いはしません。
添加物の真実を知るにはしっかり勉強する必要がありますが、以下が中立的にかかれています。
目安としては、
- 加工度が低い→アレンジしやすい
- 加工度が低い→添加物が少ない
- 添加物が少ない→価格は高い
って感じです。
例えば、添加物が少ない大豆ミートで僕が驚いたのは無印良品の大豆ミートです。
添加物表示がなく、原材料表示も「大豆たんぱく、醤油、酵母エキス」のみ。
ちなみに、添加物表示は原材料表示の「/(スラッシュ)」の後半に表示するルールになっています。
さすが無印さんらしく、シンプルな美味しさを追求していますよね。
さらに最近発売されたイオンの大豆ミートミンチも添加物は少なめ。
pH調整剤と増粘剤のみです。
一方、ハムなど加工食品であればあるほど添加物や原材料も多くなります。
例えば、日本ハムが発売した大豆ミートハムでは、「pH調整剤、カゼインNa、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、グリシン、クチナシ、赤色素、香辛料抽出物」です。
自分の好みや考え方もあるのでですが、
調理して自分で楽しみたい方は、シンプルな加工度低めがオススメです。
逆にまずは大豆ミートってどんなもんよ?って方は加工度が高いハムやハンバーグなどがおすすめ。
どちらも一長一短なので、お好みで選んでみてくださいね。
選び方2.形状と大きさ
特に原材料がシンプルなものほど、形状と大きさが異なります。
- フィレタイプ
- ミンチタイプ
- ブロックタイプ
の3つに大きく別れます。
フィレタイプは炒めものから煮物など通常のこま切れ肉と同じ様に、
ミンチなら中華系やそぼろ、肉みそなど、
ブロックなら唐揚げなど鶏もも肉をつかうメニューに使用できます。
マルコメ製品がラインナップが豊富でわかりやすいので具体例にしてみますね。
1.フィレタイプ
フィレタイプは「豚肉のこま切れ」みたいに使えます。
回鍋肉や豚汁、野菜炒め、肉豆腐など薄切りタイプなので肉の食感を楽しむことができます。
フィレは炒めものに簡単に使えるのでオススメです。
2.ミンチタイプ
ミンチタイプはハンバーグや餃子、肉みそなど幅広く使えるので安心です。
無印良品でもミンチタイプが発売されているので、気になる人はそちらでもOK。
3.ブロックタイプ
ブロックタイプは、鶏もも肉っぽい感じで利用することができます。
例えば、唐揚げやカレーに入れたりして楽しむことができるでしょう。
選び方3.保存方法は常温、冷蔵、冷凍
最後は保存方法です。
大豆ミートの保存方法は3つあります。
- 常温→乾燥orレトルト
- 冷蔵→精肉
- 冷凍→精肉
長期保存できるものは、乾燥やレトルトなのでまとめ買いにオススメです。
注意点とは、乾燥タイプで水また湯でもどさないとすぐには利用できません。
長期保存できるだけあった、乾燥して水分を飛ばしてありますので。
自分の目的にあった大豆ミートを選んでくださいね!
スーパーで買える加工度の低い大豆ミート5選
というわけで、スーパーで買える大豆ミート5選です。
今回は加工度低めに厳選して解説しています。
ぶっちゃけ加工度が高いとわりと美味しくて差が小さいし、できる限り添加物が少ない方がまずは安心かと。
- マルコメ「大豆のお肉」シリーズ
- イオンの大豆ミンチ
- オムニミートの冷凍ミンチ
- 無印の大豆ミートひき肉&フィレタイプ
- 米久のお肉屋さんが作った大豆ミート
サクサク紹介していきますね。
マルコメ「大豆のお肉」シリーズ
総合評価:(4.5)
ここがポイント!
- 形状、大きさ幅広く選べる
- レトルト、乾燥などラインナップ豊富
- 添加物も少なくて使いやすい
1位は定番のマルコメ「大豆のお肉」です。
どのスーパーでも売っている大豆ミートと言っても過言ではありません。
もちろん、Amazonでも売っているのですが、まずはひとつ試してみたいって方はぜひスーパーにお急ぎください。
以下、レビューしていますので、よろしければどうぞ。
僕も週1回はマルコメシリーズをよく使っています。
唐揚げにしたり、炒めものにしたり、普段のお肉を少し大豆ミートに変えることができます。
\ No.1大豆ミート/
イオンの大豆ミンチ
総合評価:(4.0)
ここがポイント!
- 精肉売り場に売っていて探しやすい
- ひき肉代わりに使いやすい
- ひき肉よりも消費期限が長め
次はイオンの大豆ミートです。
ミンチタイプのみですが、普通のひき肉と同じようにつかうことができます。
まだ首都圏限定ですが、大きめのイオンに行くと購入可能です。
\ ミンチ以外も幅広いラインナップ /
僕も詳細レビューしているので、よろしければどうぞ。
オムニミートの冷凍ミンチ
総合評価:(4.0)
ここがポイント!
- 大豆+えんどう豆を使用
- しいたけのうま味で濃厚さあり
- 冷凍で本物の肉の食感を再現
3位はオムニミートです。
実はカナダで開発を進めているフードテックメーカーで、近年人気が高まっています。
肉の食感レベルだけでいうとぶっちぎり1位のオムニミートは、実はえんどう豆のたんぱくを使用しています。
まだまだ流通量が少ないのですが、どんどんスーパーで取り扱いが増えてきました。
本物の肉への近さは海外の方が進んでおりまして、日本で手に入る中では最高峰ではないかと。
僕もレビュー済みですので、ぜひご参考ください。
もう待てないよって方はぜひお試しください。
\ 海外の最先端大豆ミート /
通販もありますよ!
無印の大豆ミートミンチ&フィレ
総合評価:(3.5)
ここがポイント!
- 大豆ミートのひき肉は人気No.1
- 薄切りタイプは加熱済みで安心
- すべてレトルトタイプで使いやすい
4位はスーパーではないですが、みんな大好き「無印良品」です。
スーパーじゃないので迷いましたが、かなりクオリティが高く驚いたのでランクインしました。
特にフィレタイプは添加物表示がなく安心して使えることに加え、食感の良さに驚きました。
もう見た目から完全に牛肉っぽくないですか。
僕が調理して妻に食べてもらいましたが、本当に美味しい!を頂きました。
ぜひお試しください。
\ 人気のMUJI大豆ミート /
がっつりレビューしていますので、気になる人はぜひご参考ください。
米久のお肉屋さんの大豆MEAT
総合評価:(3.0)
ここがポイント!
- 伊藤ハムグループの米久が開発
- 肉屋が作った大豆ミート
- 食感に期待!
5位は期待を込めて、肉屋「米久」が作った大豆ミートです。
2021年7月20日発売ということで、期待を込めてランクインさせました!
肉屋が作るという信頼性がどこまで美味しさにあらわれているか、僕もしっかりレビューしました。
食感が悪い大豆ミートが多いので、要チェックかなと。
\ 肉屋「米久」が作った大豆ミート /
>>米久の「お肉屋さんがつくった大豆MEAT」楽天市場はこちら
まとめ:スーパーで買える大豆ミートはお試ししやすい
通販も確かに便利ですが、最近はスーパーでもたくさんの大豆ミートが販売されています。
みなさん色々な目的で大豆ミートを始める方がいると思いますが、
栄養機能はたしかに優れているし、それ以上に美味しいものが増えています!
ぜひお近くのスーパーで手にとって試してみてくださいね。
というわけで、今回は以上となります!
新商品が増えているので、この記事もどんどん更新予定です!