【評判】イオンの大豆ミートは美味しくない?精肉3品を食品研究者が徹底レビュー
イオンからついに精肉タイプの大豆ミートが発売されました!
イオンではすでに加工食品の大豆ミートがハンバーグやパスタソースで発売されています。
しかし、2021年3月から大豆ミートのミンチ、ハンバーグの成形タイプなど自分で調理する商品が開発されました。
結論から言うと、イオンの大豆ミートミンチは使いやすくアレンジできるのがグッド。
しかし、ハンバーグ成形タイプは少し甘めで肉っぽさはまだまだかなと。
2021年10月に冷食の大豆ミートハンバーグをレビューしました!
冷食の方が完成度高めで美味しいですよ!
というわけで、サクサクレビューしているので最後までご覧ください。
イオンの大豆ミートとは?→加工食品と精肉タイプあり
大手流通イオンでは、2021年3月から大豆ミートを使った精肉タイプを発売しました。
最近、大豆ミート製品はかなり増えていますが、そのほとんどが加工品で半分調理されているものがほとんどです。
しかし、今回は通常の精肉売り場の中に「大豆ミート」コーナーが設置されています。
特徴は以下のとおり。
- 精肉と同じ様に使うことができる
- 一部で発芽大豆を使用
- ミンチタイプは完全ヴィーガン対応
大豆ミート業界では注目の「発芽大豆」を使っています。
発芽大豆とは植物として芽が出た瞬間の大豆です。
通常の大豆ミートに使われる大豆は脱脂加工大豆と言う、うま味や油脂成分が抜かれた部分が使われていました。
しかし、DAIZ社という食品ベンチャーが発芽大豆から美味しい大豆ミートを作ることに成功し、ついに精肉タイプの大豆肉としてイオンで採用されました!
DAIZ社の発芽大豆ミートを採用している商品はたくさん出てきています!
以下レビューしていますのでご参考まで。
というわけで、大豆ミートラボでは早速イオンの大豆ミートを入手して徹底調査を行いました!
イオンの大豆ミート精肉タイプ3品を徹底レビュー
今回は以下精肉タイプ3品をレビューしています。
- 大豆から作ったミンチ
- 大豆から作ったハンバーグ
- 大豆から作ったハンバーグ(豆乳クリーム入り)
価格や気になる原材料、栄養成分に加えて、しっかり調理レビューをしています。
というわけでサクサクいきますね。
大豆から作ったミンチ
通常の合い挽き肉のような大豆のミンチです。
スペック詳細は以下のとおり。
名称 | 大豆加工品 |
原材料 | 発芽大豆加工品(全粒大豆粉、粉末状大豆たん白、発芽大豆)(国内製造)、食用パーム油、植物性たん白/pH調整剤、増粘剤(メチルセルロース)、(一部に小麦・大豆を含む) |
栄養成分 (100gあたり) | エネルギー:283kcal たんぱく質:15.6g 脂質:22.8g 炭水化物:5.1g -糖質:2.6g -食物繊維:2.5g 食塩相当量:0.8g |
価格 | 100gあたり¥138 |
- メチルセルロースってなに?
-
増粘剤のひとつ。セルロースと言われる植物の細胞壁の構成成分が少し加工された添加物です。
食品には2.0%以下しか使用してはいけないルールがあり、1960年に日本で添加物の認可がおりました。
加熱状態でもゲル化するので、加熱調理されるミンチに入れることで加熱後もしっかり肉の食感を残す目的で使用されると考えられます。
ちなみに、普通の増粘剤は加熱するとゲル化が弱くなり、水が出てベチャベチャになります
価格も特に高くないので試すだけは全然ありですよ!
というわけで、シンプルに甘辛く炒めてみました。
結構サラサラしていて、普通の合い挽き肉よりもくっつきにくいので味はよく絡まります。
しっかり味付けしてタッパーに保存することで、ご飯のお供として、豆腐にのっけて、色々アレンジできますよ。
もちろん、餃子やハンバーグなどにして食べてもOKです。
肉の中でも鶏肉の胸肉ミンチっぽい感じで使いやすいので、自分好みでアレンジしちゃいましょう。
大豆から作ったハンバーグ
次は成形済みのハンバーグです。
名称 | 惣菜半製品 |
原材料 | 玉葱(国産)、精製加工油脂、発芽大豆加工品(全粒大豆粉、粉末状大豆たん白、発芽大豆)、パン粉、大豆たん白加工品、植物油脂、でん粉、卵たん白、砂糖、香辛料、食塩、食物繊維、酵母エキス、トマトペースト、さとうきび抽出物/加工デンプン、pH調整剤、グリシン、リゾチーム、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 (100gあたり) | エネルギー:211kcal たんぱく質:11.8g 脂質:11.7g 炭水化物:16.1g -糖質:13.1g -食物繊維:3.0g 食塩相当量:1.4g |
価格 | 1パック200g:¥321 |
少し加工されていますので、原材料が多く、ハンバーグということで、卵が使用されています。
なので、完全ヴィーガン対応ではないですが、まずは大豆ミートハンバーグどんなもんよ?
って方は試しやすいでしょう。
焼いた後の見た目からも、豆腐ハンバーグっぽい感じで大豆の甘みがしっかり感じられます。
塩味が弱いので、お好みでケチャップやソースなどをブレンドしてかけて食べるのがオススメです。
しっかりソースをかけないと、塩味やうま味が弱いので大人は物足りないですね。
ハンバーグが甘口なので、小さいお子様は食べやすいかもしれません。
下で紹介する豆乳クリーム入りと比較して合わせてレビューします。
大豆から作ったハンバーグ(豆乳クリーム入り)
最後は豆乳クリーム入りの大豆ミートハンバーグです。
名称 | 惣菜半製品 |
原材料 | 玉葱(国産)、豆乳クリーム、精製加工油脂、発芽大豆加工品(全粒大豆粉、粉末状大豆たん白、発芽大豆)、パン粉、大豆たん白加工品、植物油脂、澱粉、卵たん白、砂糖、香辛料、食塩、食物繊維、酵母エキス、トマトペースト、さとうきび抽出物/加工澱粉、pH調整剤、グリシン、リゾチーム、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む) |
栄養成分 (100gあたり) | エネルギー:222kcal たんぱく質:12.0g 脂質:14.0g 炭水化物:13.7g -糖質:10.1g -食物繊維:3.6g 食塩相当量:1.3g |
価格 | 1パック200g:¥321 |
豆乳クリーム入りということで、チーズインハンバーグっぽい味に仕上げています。
見た目は同じく白っぽい感じです。
日本の大豆ミートはまだまだ見た目の濃さが弱く、視覚的に肉っぽさが弱いのが残念、、、
豆乳クリームはチーズというか、カニクリームっぽい感じの甘口でこちらもまろやかな味に仕上がっています。
美味しさ的にはどちらも豆腐ハンバーグっぽい感じで、正直に肉肉しさは全くありません。
本当の肉っぽい大豆ミートハンバーグで国産なら、大塚食品のゼロミートが現時点ではNo.1ですね。
個人的にはハンバーグタイプよりも、ミンチの方が色々アレンジした方が調理の幅は広がると感じました。
2021年最新!冷食の大豆ミートハンバーグをレビュー
というわけで、新たにイオンの冷食コーナーで大豆ミートハンバーグを発見したので、早速追加レビューしました!
- 原材料や栄養成分
- 食べ方
順に解説します。
冷食版大豆ミートハンバーグのスペック詳細
かなりの情報量ですが、以下のとおり。
名称 | そうざい |
原材料 | 【大豆からつくったハンバーグ】植物油脂、玉ねぎ、粒状大豆たん白、パン粉(小麦・乳成分・大豆を含む)、粉末状大豆たん白、大豆たん白食品、ばれいしょでん粉、卵たん白、砂糖、トマトペースト、食塩、香辛料、オニオンエキス、食物繊維、酵母エキス、さとうきび抽出物粉末(デキストリン、さとうきび抽出物) 【柚子おろしソース】だいこんペースト、しょうゆ(大豆・小麦を含む)、水あめ、砂糖、醸造酢、発酵調味料、ゆず果汁、コーンスターチ、酵母エキス、おろししょうが、寒天、しいたけエキスパウダー、オニオンパウダー |
栄養成分 (ハンバーグ+ソース100gあたり) | エネルギー:178kcal たんぱく質:12.1g 脂質:7.9g 炭水化物:15.9g -糖質:13.1g -食物繊維:2.8g 食塩相当量:1.3g |
価格 | ハンバーグ2個/パック:¥321 |
実は添加物の表示がなく、意外と食品素材のみで加工されていることが分かります!
味は柚子おろしソースのみです。
食べ方
以下の3ステップです。
個数 | 500W | 600W |
---|---|---|
1個 | 3分 | 2分 |
2個 | 4分40秒 | 4分 |
僕は1個でさくっと温めました。
小さいのですぐに解凍できますよ。
意外と完成度が高くて、実は精肉売り場に売っているものより美味しいことが分かりました!
もちろん、好みにもよりますが、大豆ミートを初めて食べるひとには超おすすめです!
イオンの大豆ミートの口コミ
最後にイオンの大豆ミートの口コミを紹介します。
僕は若干厳しめのレビューでしたが、世間の反応は結構良くて驚きました!笑
というわけで、良い悪い関わらず、解説していきますね。
悪い口コミ3選
まず悪い口コミが少なく、調べるのに苦労しました。
- 添加物が多い
- パーム油使用
- ハンバーグは卵・乳を含む
- ハンバーグは大きすぎる
といった細かいレビューが多いのが気になりました。
日本はアンチ添加物の人も多いので、やはり添加物の多さが気になるコメントがありました。
完全ヴィーガンの方は厳しいかもですが、まずは大豆ミート試してみたいって方が始めるのがいいですね。
良い口コミ3選
良い口コミがかなり多くて驚きました。
- ミンチタイプが美味しい
- 毎日使ってみたい
- すごく美味しい
といった形でかなり称賛されています。
個人的には肉っぽさがまだ足りない気がしましたが、、、。
とはいえ、調理スキルのあるひとは大豆ミンチをうまく使ってしそ入り餃子やハンバーグにして満足しているようです。
気になる人はミンチから試してみるといいかもですね。
まとめ:イオンの大豆ミートもまだまだ発展途上!
イオンの大豆ミートはまだまだ豆腐ハンバーグっぽい感じでしたが、
世間の口コミ評判はよく、今後も要注目なことが分かりました。
一方、ミンチタイプはサラサラしていて、肉っぽさは弱いですが良き大豆ミートらしさは出ていると思うのでオススメです。
僕の実体験や口コミ評判から、
- 餃子
- ハンバーグ
- 肉みそ
などでアレンジすると使いやすいですよ!
というわけで、今回は以上となります!