【2024年最新】食品メーカーに向いている人の特徴5選を徹底解説
「食品メーカーに興味あるけど、向いているか分からない、、、」
「キャリアパスはどんな感じかな?」
「なんか給料低そう」
こんな悩みや疑問を抱えていませんか?
食品業界で12年働く僕が食品メーカーに向いている人の特徴やキャリアパスを解説します。
結論、食への関心が強く、科学が好きな人が向いています。
なぜなら、今後食品業界は科学技術の力でアップデートする必要があるからです。
例えば、食品工場はまだまだアナログで工場では安い労働力に頼っています。
しかし、人口減や高齢化の影響で安い労働力には頼れない状況です。
ぜひ科学が好きな人は食品業界を共にアップデートしましょう。
ということで、ぜひ最後までお読みください。
食品メーカーに向いている人の5つの特徴
ということで、早速食品メーカーに向いている人の特徴を5つ紹介します。
- 食への関心が強い
- 科学が好きで得意
- 未来予測が好き
- 高い倫理観がある
- 課題が発見できる
順にサクサク解説します。
特徴1 食への関心が強い
まず、食への関心が圧倒的に強いことが必要です。
食べることが好き!では感情の話であり、あまり信用ない、、
例えば、食品会社では味覚試験や官能評価など味、風味、香り、食感などを評価する仕事が多々あります。
自分の言葉で表現することが大切で、ただ「香ばしい」「美味しい」だけではお話になりません。
食への関心が強く、特にどんな味が好まれ、どんな栄養があるのか、最新のトレンドは何かなど食に強い関心がある方が向いてます、
食には3つの機能があります!
※食品学(東京化学同人)p.3より
- 栄養素の摂取
- 食を楽しむ
- 健康を維持する
食への関心は味だけでなく、栄養や健康に関することも知識があると重宝されますね。
特徴2 科学が好き、得意
誤解を恐れずに言うと、食は科学です。
科学的とは、言い換えると
- 論理的で矛盾がない
- 実証的で客観性がある
- 普遍的で多くのことに当てはまる
といった感じです。
例えば、減塩タイプのカップ麺を開発するとします。塩分の過剰摂取は大きな問題ですが、美味しくないものが多いですよね。
なぜ塩分が少ないと美味しくないのか?
そこで、科学的にアプローチするには、
- 減塩で評判のよい商品を探す
- 塩味を感じる味覚受容体について調べる
- 食塩以外に塩味をエンハンスする素材を検討する
などが挙げられます。
あくまで一例ですが、合理的で客観性のあるアプローチが大切です。
特徴3 未来予測が好き
食品業界は人口比例産業とも言われ、人口減が明らかになった今、国内だけでは衰退産業になりつつあります。
10年前から言われているけど、海外売上比率を上げている会社は少ない、、
さらに、人口減はお客様の数だけでなく、働く人の数とも密接で、実際に食品工場の求人に人が集まらないことが多いんです。
ITやテクノロジーの力で省人化は検討されてますが、まだまだ人の手に頼っていることも。
食品産業を持続可能にするために、仮説を立てて解決すべき課題を見つける必要があります。
問題解決より課題を見つける方が大切です。
特徴4 高い倫理観がある
食品は人の口に入るものなので、高い安全性や遵法性が要求されます。
大手メーカーでもちょっとした気の緩みで足元をすくわれることも、、、
なので、商品リリースの際は高い倫理観が必要です。
リコール対象になると消費者庁のサイトにアップされます。
商品リリース時に、しっかりリスク評価できることがポイントですね。
特徴5 製品開発力がある
顧客のニーズや自社の技術力などを分析し、スピーディーに製品をリリースする力が必要です。
さらに、フードテックといったテクノロジーで食品業界をアップデートすることが求められています!
食品業界は課題が多く、例えば、2024年問題といったトラックドライバーの労働制限による物流課題、食品ロスといった1日におにぎり2個分の食品が捨てられている課題など山積しています。
今後の製品開発力には、従来の簡便性やおいしさだけでなく、
- 社会課題を解決しているか?
- 事業として成長させられるか?
の2点が強く求められます!
あなたは本当に向いてる?食品メーカーの職種と仕事内容をご紹介
ということで簡単に職種ごとの仕事内容を解説します。
今回は以下の職種を紹介します!
営業
主に文系の事務系総合職として入社すると、営業からスタートします。
営業職は各エリアの営業所に所属することが多く、転勤が多いのが特徴です。
ざっと、仕事内容をリストアップしました。
- 商品特徴の理解
- 小売業(スーパー、コンビニ、ドラックストア等)との商談
- 価格交渉
- プレゼン
- 試食準備
- 棚割り提案
基本的に、国内だと事務的な作業が多く、営業と言えど飛び込みも少ないのが特徴です。
スキルアップするには営業で成果を出してマーケティング部に行くか、転職してさらにステップアップするかです。
僕は過去2度の転職経験から、入社前からビズリーチには登録することをおすすめしてます。
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マーケティング
マーケティング関連はメーカーでは花形ですが、成長性のあるカテゴリーを扱えるかがポイントです。
仕事内容は以下の通りです。
- 販売予測、需要予測
- 市場調査
- 商品需要性アンケート
- 商品企画
- 社内調整
- 商談同行
リスト以外にも多岐に渡りますが、社内調整にも苦労する職種です。
しかし、成果が出せると出世頭ですし、転職もしやすいです。
中小からなら大手に、大手からなら外資系に転職する方が多いイメージ!
頭を使う職種ですし、食品以外にも普遍的に使えるスキルを習得しやすいので、業界チェンジやキャリアアップできます。
研究開発
研究開発は一般にR(research)&D(dvelopment)と言われる技術系の職種です。
僕もR&D歴12年です!
- 市場調査
- 商品レシピ設計
- ラボ試作
- 工場試作
- 保存テスト
- 官能評価
- 実験と論文執筆
- 特許出願
- 学会発表
などなど、研究開発の中でも基礎研究に近い仕事もあれば商品の中身を作る開発の仕事もあります。
ヒット商品(例:1商品で10億円以上の売り上げ)を作れると相当の実力者ですね!
商品を改善したり、成長性のある市場で技術的な参入障壁を作れたりすると成果が評価されやすいです。
品質管理・品質保証
品質管理や品質保証は働きやすく、近年リモートワークも進んでいる職種です。
食品表示や法律のチェック、分析などはリモートでも対応しやすい!
仕事内容は以下の通りです。
- 食品表示のアセスメント
- クレーム数、内容の管理
- 成分分析
- 官能評価
官能評価などもサンプルを自宅に届けてもらうケースもあり、リモートで働きやすい職種にもなってます。
但し、出社ゼロは限られると思います、、、
生産・製造
生産や製造も技術系総合職だとローテーションで配属される職種です。
- 製造ラインの統括
- 機器メンテナンス
- 新規設備の導入
- 工場の衛生管理
などなど、現場仕事なのでリモートは難しいです。
一方、日本の食品製造は機械化が遅れていることもあり、まだまだ人の手に頼っていることが多いのが特徴です。
派遣労働者の低賃金などが大きな課題になっています。。。
今後、最も大きく変化する職種かと思いますし、直近でも生産機能を統合したり、省人化の動きは加速しています。
キャリア構築が難しいので、年齢にもよりますが、早めに知的労働を意識して情報収集することが必要です。
総務・生産管理
最後は総務系の人事や受注管理などの仕事です。
事務系も仕事がメインで、技術は身に付きにくいですが、どの会社も必要な機能なので成果を出せれば転職しやすいです。
- 採用
- 給与計算
- 人事評価
- 在庫管理
- 倉庫管理
- 原料調達
- 価格交渉
などなど職種の中でも多岐に渡ります。
仕事内容によってキャリアは無限大なので、社内だけでなく社外を意識して働くのが強そうです。
専門性を高めれば、業界を変えた転職の可能性も広がります。
例えば、食品メーカーで人事を極めて、IT業界の人事に転職したり、原料調達を極めて、化粧品や化学メーカーに転職したり。
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但し、専門性を極めないと結局何ができる人が不明なので、注意しましょう。
【向いていると思う人へ】食品業界のキャリアパスby chatGPT4
最後は気になる年収や年齢に応じたキャリアパスをchatGPT4に聞いてみました。
僕のイメージとほぼ同じです。笑
- 食品業界のキャリアパスを以下の軸で箇条書きにして教えてください。
・職種
・年収レンジ
・年齢 -
1. 研究開発 (R&D)
- エントリーレベル (22-30歳)
- 年収: 約300万円 – 500万円
- 主な業務: 製品開発、食品の分析、テスト製造など
- ミッドレベル (30-40歳)
- 年収: 約500万円 – 800万円
- 主な業務: プロジェクト管理、チームリーディング、新製品開発など
- シニアレベル (40歳以上)
- 年収: 約800万円 – 1,500万円以上
- 主な業務: R&D部門の管理、戦略立案、新技術の導入など
2. 生産・製造
- エントリーレベル
- 年収: 約300万円 – 450万円
- 主な業務: 製造ラインのオペレーション、品質チェックなど
- ミッドレベル
- 年収: 約450万円 – 700万円
- 主な業務: 生産管理、プロセス改善、チームマネジメントなど
- シニアレベル
- 年収: 約700万円 – 1,200万円以上
- 主な業務: 工場管理、生産戦略の立案、コストコントロールなど
3. セールス・マーケティング
- エントリーレベル
- 年収: 約300万円 – 500万円
- 主な業務: 商品プロモーション、販売、顧客対応など
- ミッドレベル
- 年収: 約500万円 – 800万円
- 主な業務: アカウント管理、マーケティング戦略の立案など
- シニアレベル
- 年収: 約800万円 – 1,500万円以上
- 主な業務: ビジネス開発、セールス&マーケティング部門のリーダーシップなど
4. 品質管理
- エントリーレベル
- 年収: 約300万円 – 450万円
- 主な業務: 品質チェック、データ記録など
- ミッドレベル
- 年収: 約450万円 – 700万円
- 主な業務: 品質保証、システムの監視と改善など
- シニアレベル
- 年収: 約700万円 – 1,200万円以上
- 主な業務: 品質管理部門の統括、品質保証戦略の立案など
5. 供給チェーン・ロジスティクス
- エントリーレベル
- 年収: 約300万円 – 450万円
- 主な業務: 在庫管理、発注、配送管理など
- ミッドレベル
- 年収: 約450万円 – 700万円
- 主な業務: ロジスティクス戦略の立案、サプライチェーンの最適化など
- シニアレベル
- 年収: 約700万円 – 1,200万円以上
- 主な業務: サプライチェーン管理、ロジスティクス部門のリーダーシップなど
これらのキャリアパスは一例であり、企業や地域によって異なる場合があります。また、専門性や経験によって年収が大きく変動することもあります。
- エントリーレベル (22-30歳)
食品業界は若いうちは低賃金ですし、周りと比較すると萎えることも多いですが、転職と副業を掛け合わせるのがポイント。
常に転職を意識したキャリア形成を意識しておくと安心です。
転職にはリスクはありますが、転職活動はリスクゼロです!
まとめ いつでも転職できる準備をしておくことが大切
今回は食品メーカーに向いているか悩んでいる人に情報を整理しました。
- 食への関心が強い
- 科学が好きで得意
- 未来予測が好き
- 高い倫理観がある
- 課題が発見できる
食品ならではの特徴もありますが、ぶっちゃけ普遍的なものも多いのがポイント。
食品業界はもはや安定した業界では無くなりました。
なぜなら、人口減=市場が停滞&安い労働力に頼れないことが明らかになったからです。
おまけに、円安で原料価格は高い状態が続きます。
転職と副業を意識した働き方をおすすめします!
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今回は以上となります!