【本音口コミ】ゼロミートはまずい?食品研究歴10年が徹底解説
大塚食品のゼロミートがついに動物性原料不使用になりました!
この記事では、日本の大豆ミートの走り役である、ゼロミートについて、美味しさから世間の口コミ、原材料までしっかりレビューしていきます。
「大豆ミートってなんだかまずそう、、、」
「本当に食べる意味あるの?」
「普通の肉だけでいいじゃん」
って声ももちろんあると思いますが、大豆ミートは普通の肉より低カロリー、高タンパクです。
大豆ミート | 牛肩ロース | 豚バラ肉 | 鶏もも肉 | |
---|---|---|---|---|
カロリー | 360kcal | 411kcal | 386kcal | 200kcal |
たんぱく質 | 46.3g | 13.8g | 14.2g | 16.2g |
脂質 | 3.0g | 37.4g | 34.6g | 14.0g |
さらに、大豆ミートは牛を育てるよりも環境負荷が小さく、栄養あたりで考えると生産効率の高い食材です。
というわけで、今回は大豆ミートをつかった「ゼロミート」を徹底レビューします。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
ゼロミートとは大豆を使った代替肉
ゼロミートとはお肉不使用のハンバーグやハム、ソーセージです。
写真のように見た目は本当のチーズインハンバーグみたいですが、
実は大豆を使っていて、中のチーズも豆乳クリームで作られています。
実は2021年10月のリニューアルで動物性原料がゼロになりました!
市販用ゼロミートは卵を含む全ての動物性たんぱく質を使わない大豆ミート食品にリニューアルしました🌱🍴
— ゼロミート(大豆ミート食品) (@ZEROMEAT_jp) October 1, 2021
そして早速多くの方からお喜びの声を頂いております🤝✨
嬉しいお言葉をありがとうございます🙇♀️
これからも『誰でもおいしく食べられる植物由来』のゼロミートをよろしくお願いします ☺️ pic.twitter.com/vwjSwlM8yW
ゼロミートは大手メーカー「大塚食品」から2018年11月から発売されました。
大塚食品といえば、「ソイジョイ」や「スゴイ大豆」など実は大豆を使ったこだわり商品が多いのが特徴。
大塚食品は大豆ミートのJAS規格検討を農林水産省に提言し、
国内の大豆ミートをリードする存在になりつつあります。
- JAS規格とは?
-
JAS法(日本農林規格)という法律のひとつ。
食品や農林水産品の品質や管理方法について国が制定したルールで、JAS規格を満たすとマークを付与できます。
ゼロミートはどこで買える?
2021年11月現在、ゼロミートはナチュラルローソンで販売されています。
その他、Amazonは公式サイトでも販売されていますが、まだまだ販路が限定です。
というわけで、この記事ではしっかりレビューして、気になる人にお役立ちできればと思って書きました。
ゼロミートには何が入っている?全3種類のスペックを徹底紹介!
ゼロミートは、
- ハンバーグ
- ハム
- ソーセージ
の3種類が販売されています。
実は2021年10月から卵不使用となりリニューアルされています。
以下、最新パッケージと比較して紹介していきますね。
順番にサクサク解説していきますね。
ハンバーグ
ゼロミートのハンバーグは2種あり、デミグラスとチーズインタイプです。
デミグラスタイプ
原材料表示
【リニューアル前】
大豆加工品(脱脂大豆、玄米粉)(国内製造)、たまねぎ、植物油脂、粒状大豆たんぱく(脱脂大豆、でんぷん、植物油脂)、パン粉、砂糖、でんぷん、粉末卵白、粉末状大豆たんぱく、ブラウンルウ(小麦粉、植物油脂、ぶどう糖)、りんごペースト、食塩、トマトペースト、香味パウダー、デキストリン、調味ペースト、酵母エキス加工品、酵母エキス、ウスターソース、赤ワイン、香辛料、食物繊維、野菜ブイヨン風味パウダー、しょうゆ加工品、セロリパウダー/酢酸(Na)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香料、グリシン、チアミン塩酸塩、D-キシロース、酵素、ショ糖脂肪酸エステル、(一部に小麦・卵・ごま・大豆・りんごを含む)
【リニューアル後】
植物油脂(国内製造)、粒状大豆たんぱく、たまねぎ、大豆加工品(脱脂大豆、玄米粉)、粉末状大豆たんぱく、パン粉、砂糖、トマトペースト、酵母エキス、りんごペースト、ウスターソース、食塩、赤ワイン、香味パウダー、調味ペースト、オニオンエキス加工品、香辛料、デミグラス風調味料、デキストリン、食物繊維、しょうゆ加工品、野菜ブイヨン風味パウダー、セロリパウダー/増粘剤(加工デンプン、メチルセルロース)、調味料(有機酸等)、トレハロース、カラメル色素、香料、カカオ色素、チアミン塩酸塩、D-キシロース、酸味料、甘味料(ソーマチン)、香辛料抽出物、(一部に小麦・ごま・大豆・りんごを含む)
栄養成分表示(1パック当たり)
【リニューアル前】
- エネルギー:183kcal
- たんぱく質:14.7g
- 脂質:7.0g
- 炭水化物:17.0g
- −糖質:13.6g
- −食物繊維:3.4g
- 食塩相当量:2.8g
【リニューアル後】
- エネルギー:204kcal
- たんぱく質:14.1g
- 脂質:10.5g
- 炭水化物:15.3g
- −糖質:11.1g
- −食物繊維:4.2g
- 食塩相当量:2.5g
価格
¥322
内容量
140g
賞味期限
製造後+30日(冷蔵10℃以下)
チーズインデミグラスタイプ
原材料表示
【リニューアル前】
大豆加工品(脱脂大豆、玄米粉)(国内製造)、たまねぎ、豆乳発酵食品(豆乳、植物油脂、デキストリン、食塩)、植物油脂、パン粉、粒状大豆たんぱく(脱脂大豆、でんぷん、植物油脂)、砂糖、でんぷん、粉末卵白、粉末状大豆たんぱく、ブラウンルウ(小麦粉、植物油脂、ぶどう糖)、りんごペースト、食塩、トマトペースト、香味パウダー、デキストリン、調味ペースト、酵母エキス加工品、酵母エキス、ウスターソース、赤ワイン、野菜ブイヨン風味パウダー、食物繊維、香辛料、しょうゆ加工品、セロリパウダー/酢酸(Na)、増粘剤(加工デンプン)、カラメル色素、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、香料、グリシン、安定剤(大豆多糖類、ペクチン)、チアミン塩酸塩、D-キシロース、酵素、ショ糖脂肪酸エステル、pH調整剤、(一部に小麦・卵・ごま・大豆・りんごを含む)
【リニューアル後】
植物油脂(国内製造)、豆乳発酵食品(調整豆乳、植物油脂、その他)、粒状大豆たんぱく、たまねぎ、大豆加工品(脱脂大豆、玄米粉)、トマトペースト、りんごペースト、粉末状大豆たんぱく、ウスターソース、砂糖、オニオンエキス加工品、パン粉、酵母エキス、赤ワイン、ぶどう酢、香味パウダー、香辛料、食塩、食物繊維、野菜ブイヨン風味パウダー、セロリパウダー/増粘剤(加工デンプン、メチルセルロース)、トレハロース、調味料(有機酸等)、カラメル色素、香料、カカオ色素、甘味料(ソーマチン)、pH調整剤、(一部に小麦・ごま・大豆・りんごを含む)
栄養成分表示(1パック当たり)
【リニューアル前】
- エネルギー:212kcal
- たんぱく質:13.7g
- 脂質:10.2g
- 炭水化物:17.9g
- −糖質:14.8g
- −食物繊維:3.1g
- 食塩相当量:2.6g
【リニューアル後】
- エネルギー:222kcal
- たんぱく質:12.2g
- 脂質:12.6g
- 炭水化物:16.8g
- −糖質:12.9g
- −食物繊維:3.9g
- 食塩相当量:2.8g
価格
¥322
内容量
140g
賞味期限
製造後+30日(冷蔵10℃以下)
ハムタイプ
原材料表示
【リニューアル前】
植物油脂(国内製造)、粉末状大豆たんぱく、粒状大豆たんぱく(脱脂大豆、でんぷん、植物油脂)、卵たんぱく、食塩、砂糖、酵母エキス、香辛料/加工デンプン、pH調整剤、グリシン、クチナシ色素、香料、トマト色素、(一部に卵・大豆を含む)
【リニューアル後】
分離大豆たんぱく(国内製造、アメリカ製造)、植物油脂、粒状大豆たんぱく、食塩、砂糖、酵母エキス、香辛料/加工デンプン、トレハロース、pH調整剤、グリシン、クチナシ色素、香料、トマト色素、(一部に大豆を含む)
栄養成分表示(1パック当たり)
【リニューアル前】
- エネルギー:126kcal
- たんぱく質:10.3g
- 脂質:8.0g
- 炭水化物:3.4g
- −糖質:2.9g
- −食物繊維:0.5g
- 食塩相当量:1.6g
【リニューアル後】
- エネルギー:126kcal
- たんぱく質:9.9g
- 脂質:7.8g
- 炭水化物:4.0g
- 食塩相当量:1.6g
価格
¥322
内容量
60g(薄切りハム6〜7枚)
賞味期限
製造後+30日(冷蔵10℃以下)
ソーセージタイプ
原材料表示
【リニューアル前】
植物油脂(国内製造)、粉末状大豆たんぱく、粒状大豆たんぱく(脱脂大豆、でんぷん、植物油脂)、卵たんぱく、砂糖、食塩、酵母エキス、香辛料/pH調整剤、グリシン、香料、クチナシ色素、くん液、トマト色素、(一部に卵・大豆を含む)
【リニューアル後】
分離大豆たんぱく(国内製造、アメリカ製造)、マーガリン、植物油脂、粒状大豆たんぱく、砂糖、酵母エキス、ぶどう糖、香辛料、食塩/加工デンプン、トレハロース、調味料(アミノ酸)、pH調整剤、グリシン、香料、香辛料抽出物、クチナシ色素、トマト色素、(一部に大豆を含む)
栄養成分表示(1パック当たり)
【リニューアル前】
- エネルギー:273kcal
- たんぱく質:24.2g
- 脂質:18.2g
- 炭水化物:3.8g
- −糖質:2.6g
- −食物繊維:1.2g
- 食塩相当量:2.5g
【リニューアル後】
- エネルギー:321kcal
- たんぱく質:20.2g
- 脂質:22.3g
- 炭水化物:9.8g
- 食塩相当量:2.4g
価格
¥430
内容量
120g(ウインナー6本)
賞味期限
製造後+30日(冷蔵10℃以下)
ゼロミートはまずい?本音レビューを紹介
というわけで、ここからは本音レビューです。
結論から言うと、どれも肉のような食感でかなりレベルが上がっていました。
中でもチーズインハンバーグはかなりの完成度です。
順番に解説していきますね。
ハンバーグ
まず、普通のチーズインハンバーグです。
チーズインの部分は実は豆乳クリームが使用されており、
あっさりしていますがしっかりと油脂の味を感じられます。
肉の食感もよく、
- 肉食べたいが胃の調子が悪い
- 最近、野菜食べてない
- 少しヘルシーにいきたい
そんなときはかなり満足できる美味しさです。
次はシンプルなデミグラスソースハンバーグです。
見た目が完全にハンバーグです。
食感も違和感がなく、以前も食べたことがあるのですが、かなり改善されています。
チーズインよりさらにヘルシーで脂質が少ないので、
肉食べたいけど油は控えたいってときは、かなりおすすめです。
卵なしでもレベルアップしています!
ゼロミートのチーズインハンバーグ風を実食!
— ユウ@大豆ミートおたく (@yu_soymeat) November 21, 2021
リニューアルで卵白がオミットされてますがかなりレベル上がってます✨
ゼロミートはトライアンドエラーが伝わってきますね👍少しずつ改良されてるし、動物性原料の代替も進んでる💡
ベジグルメ大賞か…迷う😇#ベジグルメ pic.twitter.com/qSrKQzabc5
ハンバーグは最近外食でも採用されているようで、
などで食べることができます。
まだまだ認知度が低いかもですが、今後広がる可能性がありますね。
なお、ゼロミートは通常のハンバーグよりカロリーや脂質が低く、たんぱく質は豊富なのでヘルシーです。
デミグラスタイプ
ハンバーグ※
※いずれも140g当たり ゼロミートデミグラスタイプの成分含有量は推定値。[※1] 日本食品標準成分表2020年版(八訂)「調理加工食品類/ハンバーグ/冷凍」90g、「調味料及び香辛料類/(調味ソース類)/デミグラスソース」50gより計算。
ハムタイプ
ハムタイプはもう見た目から普通のハムです。
食感も問題なしで、しっとりしていて違和感なし。
今回のリニューアルでしっとり感を強化したみたいです。
ややあっさりはしますが、普段のポテトサラダやハムチーズのサンドなどにアレンジしても普通に美味しいです。
なお、加工肉であるハム・ソーセージはWHOも発がん性のある食品として発表しており、少なくとも食べ過ぎるのはNGです。
この記事では、変に煽りたくないですが、ハムやソーセージを食べたいけど安全性気になるって人は、ぜひ試すのもいいですよね。
ゼロミートなら主原料が大豆なので安心です。
さらにふつうのハムよりも栄養的にもヘルシーでたんぱく質リッチです。
ハムタイプ
ロースハム※2
※2:いずれも60g当たり/ゼロミートハムタイプの成分含有量は推定値。[※2] 日本食品標準成分表2020年版(八訂)「肉類/ぶた/[ハム類]/ロースハム」より計算。
ソーセージタイプ
最後はソーセージです。
ソーセージは通常品より燻製感が弱く、パリッと感がありませんでした。
しかし、リニューアルで香辛料感がアップしておいしい!
ジューシーで油脂感はしっかりしています。
ロメインレタスと一緒に炒めて簡単おつまみに!
一緒にロメインレタスで炒めることで、超簡単に健康的なおつまみが完成!
ゼロミートなら安心して食べられますね!
もちろん、カロリーも低く、高タンパクなので栄養的にも最高です。
ソーセージタイプ
※3:いずれも120g当たり/ゼロミートソーセージタイプの成分含有量は推定値。[※2] 日本食品標準成分表2020年版(八訂)「肉類/ぶた/[ソーセージ類]/ウインナーソーセージ」より計算。
あと、パッケージがレンジ対応していて、そのままレンジで温めることができるのも良きですね!
ゼロミートの口コミをご紹介
最後にゼロミートの口コミです。
公式サイトでは良い口コミしかないので、ぜひ生声を見たほうがリアルかなと思って紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
ゼロミートの悪い口コミ3選
悪い口コミで多いのが、
- ややクセあり
- 見た目は良いが味に違和感あり
- 卵白入ってるのでヴィーガン対応ではない
などが確認されました。
とはいえ、リニューアルされ卵不使用なのでヴィーガンも安心して食べることはできます!
妻にも食べてもらいましたが、全然違和感なく美味しいよって言ってましたよ。
ゼロミートの良い口コミ3選
良い口コミは、
- 噛んだ食感が肉そっくり
- 下手な肉よりうまい
- 肉じゃないのにハムの味
といった形で通常のハンバーグやハムと同じように使って調理している人がいました。
特に食感に対して、良いレビューが多く、その完成度の高さに僕も驚きました。
今後もどんどん美味しくなったり、市販だけでなく、外食や惣菜などで広がると可能性が大きいですね!
まとめ|ゼロミートはまだまだ発展途上だが大豆ミートの将来をに担うかも
本記事でゼロミートのスペック詳細からレビュー、口コミまで徹底リサーチしたことをまとめました。
- 肉よりカロリー低めで高タンパク
- 食感が肉みたいで美味しい
- どんどん改善されている
といった形でまだまだ発展途上ですが、今後も美味しさアップが期待されます。
おそらく、外食などでも採用されることが増えそうなのでぜひ試してみてくださいね!
最後にゼロミートの開発秘話の記事も紹介しておきます。
2018年4月に開発スタートして、2018年11月に発売されているので、たった7ヶ月で商品化されているのを見ると、そのスピードに脱帽しました!
というわけで、今回は以上となります。